内容説明
次々に登場する電子ネットワークの新たな技術的手段と、一世紀以上に亘るプライバシーの問題―個人情報保護との交錯を、サイバー法研究の第一人者と、気鋭の研究者が分析。現代社会の姿を鳥瞰し、問題提起を行う。
目次
電子ネットワークと個人情報
米国における伝統的プライバシー概念
わが国におけるプラシバシー概念
自己情報コントロール権と個人情報保護
個人情報保護に関する諸外国の法制度
米国の個人情報保護制度
米国及びEUにおける個人情報保護への取り組みの相違点
わが国の個人情報保護制度
地方公共団体と個人情報保護
医療分野における個人情報保護〔ほか〕
著者等紹介
岡村久道[オカムラヒサミチ]
弁護士、近畿大学・関西大学・奈良先端科学技術大学院大学兼任講師。昭和33年京都府生まれ。京都大学法学部卒業後、昭和61年、大阪弁護士会に弁護士登録。平成2年4月より、近畿大学・産業法律情報研究所講師(現職)。平成5年度、平成7年度、平成10年度、京都教育大学兼任講師。平成12年度から、関西大学及び奈良先端科学技術大学院大学でも兼任講師。専門分野はサイバー法、知的財産権法など。平成9年より「インターネット白書」(インプレス)、平成11年より「インターネットビジネス白書」(ソフトバンクパブリッシング)に毎年寄稿しているほか、平成11年からは毎日新聞全国版でメディア欄のコラム(サイバー)を担当している
新保史生[シンポフミオ]
(財)日本情報処理開発協会情報セキュリティ対策室プライバシーマーク事務局研究員。明治大学法学部/二松学舎大学国際政治経済学部兼任講師(情報法)、法学博士
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