内容説明
日本においては、中央政府と地方政府は密接な関係を有しているが、本書は、地方行財政の問題にメスを入れ、今日の日本における政策課題についても言及したものである。今日の自治体の行財政改革においても抜本的な改革のための施策が必要な時期にきている。昨今流行の事務事業評価などNPM(ニュー・パブリック・マネジメント)的手法の導入もその一つである。本書では、NPM導入の冷静な評価・限界などについて解説している。
目次
第1章 日本の地方行財政制度(悪化する地方財政の現状;現行地方財政システムの特徴と問題点 ほか)
第2章 NPM理論と政策モデル(ニュー・パブリック・マネジメント理論;NPM論の課題)
第3章 業績測定の海外先進事例(オレゴン・シャインズとオレゴン・ベンチマークス;テキサス州の包括的行財政改革 ほか)
第4章 公会計改革の方向性(日本における公会計と企業会計の相違点;日本の公会計制度の問題点 ほか)
第5章 NPM論の新たな展開(戦略経営への転換;住民参画・協働(パートナーシップ)へ ほか)
著者等紹介
白川一郎[シラカワイチロウ]
立命館大学政策科学部教授。1943年香川県生まれ。1968年慶応義塾大学経済学部修士課程卒業。経済企画庁を経て、1995年4月より現職。国際景気循環学会会員、日本景気循環学会理事
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