内容説明
日本唯一の“プーシキン作・ビリービン絵”コンビの絵本。当時の悲惨な農民を作りだす農奴制や、それによって立つロシア皇帝の専制政治を、農民、民衆をかくれ蓑にして批判している。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソバージュ
8
図書館本。プーシキンの風刺の効いた民話にビリービンの美しい挿絵。 リムスキー=コルサコフのオペラに俄然興味が湧いた。2020/04/01
tera
5
サルタン王の物語と比較してさらに話は単純で、少し風刺の色合いが強い。絵はこちらも美麗。2016/02/13
shou
3
ビリービンの挿絵が古い宗教画のように美しい。物語の方は風刺が効いていたり、理不尽だったりするあたりが何となくロシアっぽい。2016/08/20
sa-ki
3
風刺のきいた不思議な金色の鶏の物語。権力者が痛い目に遭うストーリーは、貧しい農民たちには痛快だったに違いない。そして、目当てだったビリービンの挿絵が非常に素晴らしい!服の柄、室内や馬車の装飾が凝ってて、美しさにうっとりしてしまうー。2009/08/30
きゆやすか
2
金のにわとりと一緒に読む。同じ民話が、ここまで異なる話に、、、 ピリービンの挿絵がなんとも美しい。2013/09/16