内容説明
「天地人祭祀体系」は、どのようにして確立されたのか?わが国創成期の神話である古事記・日本書紀を、「説文」を機軸にすえることによって鮮やかに蘇らせる―。
目次
序章 天神と“嘉穀”
第1章 蛭子と稲実
第2章 市杵島姫命
第3章 稲実を産出する地祇猿田〓古神
第4章 地祇(海神)信仰大山祇命と都味波八重事代主尊・綿津見命・持衰―“阿田の雄”安曇系海人集団
第5章 神功皇后に祀られし神々
第6章 天忍穂耳命と万幡豊秋津師比売命
第7章 安曇系海人集団の統合と天地人祭祀体系の確立―天津日子番能迩々芸命と木之花開耶姫命
第8章 雨乞いの原型七夕祭とその変容
第9章 彦火火出見尊と豊玉姫―天地人に基づく虚空系天神と地祇猿田彦大神の祭祀体系の確立