内容説明
昭和の鉄道と北陸の人々の情景を1万カットから厳選。ありし日をあの路線を写しとった、宝物のような一冊。
目次
石川県(日本国有鉄道;北陸鉄道;尾小屋鉄道)
福井県(日本国有鉄道;京福電気鉄道;福井鉄道)
富山県(日本国有鉄道;加越能鉄道;富山地方鉄道;黒部峡谷鉄道)
著者等紹介
西脇恵[ニシワキメグム]
昭和14年5月生まれ。金沢市出身。昭和37年、金沢美術工芸大学産業美術学科商業美術専攻卒。大学時代の昭和35年にカメラを手に入れて以来、北陸を中心に各地で鉄道写真を撮影。大学卒業後はマイクロフィルム会社役員、インテリアデザイナーを経て、現在は福祉の仕事に携わり、NPO法人「WAC輝き」会長兼鉄道カフェ「かがやき」オーナー。また昭和36年、国鉄・金沢鉄道管理局と協力し鉄道友の会北陸支部を立ち上げ、今は同支部長を務める。金沢市在住
泉竜太郎[イズミリュウタロウ]
昭和51年4月生まれ。金沢市出身。平成6年、全国高等学校総合文化祭(写真部門)石川県代表。平成11年、大阪芸術大学芸術学部写真学科卒。同年、中日新聞社入社。名古屋本社写真部、瀬戸支局(愛知県)記者を経て、平成16年より写真記者として北陸本社(金沢市)編集局報道部勤務。鉄道友の会北陸支部監事。金沢市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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えすてい
7
著者が金沢出身のため、北陸鉄道がメイン。北陸鉄道はモータリゼーションでその大半の路線が廃止されたが、廃止前の華やかな時代の鉄道線や金沢市内線のモノクロ写真が豊富である。北陸鉄道スタイルの、あまり大きくない車体に丸っこい隅や窓枠、金沢を中心に石川県を駆け巡ったレトロな電車・気動車は、廃止後の他社譲渡車も含めて今では見られない車両ばかりである。金沢市内線では金沢刑務所に収監する受刑者の護送にも一般の営業運行で行っていたという。今では考えられない護送法だ。福井県・富山県の鉄道には薄く触れられてるのみ。2020/07/28