内容説明
足裏には思わぬところに胃腸やら肝臓、目などの反射区(ツボ)があるように、心のコリに聞くツボも、体や生活のあちこちにありそうです。心のコリをほぐすプロもいるかもしれませんが、自分の心を自分でケアできれば、これからの波風多い人生でも、また歩きはじめられるはず。本書は心のセルフマッサージの方法を伝授します。
目次
1章 なぜ心はそんなに疲れるのか―動揺するのは繊細な心だから(優しい人ほど疲れやすい;「目の粗い網」になれない ほか)
2章 すぐできる心のコリのほぐし方―気分転換はコリの即効薬(体のせいにして、もぐりこむ;できるだけ大きなため息をつく ほか)
3章 弾力ある心の持ち主になっていこう―ちょっと気楽になって体質改善(考えすぎずに一歩だけ前へ;「脱力」のススメ ほか)
4章 心の疲れに効く「言葉の森」―言葉で自分の心と体を導く(「共感疲労」から「共感チャージ」へ;「言葉の森」に出かけよう! ほか)
5章 「そんな自分」のままでいい―疲れたら堂々と休もう(「こだわり石」を見つける;「そんな自分」を自画自賛 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
せっかちーぬ
9
がんばってもがんばらなくてもいい。ですよね、中山先生。体のせいにして休む←ここからできてません。だから仏頂面。本当にしんどくなる前に、布団に潜ってしまおう。ちょっと元気になったら10歩だけ動き、もう少し元気になったら、少しだけ遠くに行ってみます。2021/10/17
sweet dream
3
心に寄り添ってくれる中山さんの優しい視点・語り口健在。 表紙にある通り、“がんばってもいい、がんばらなくてもいい”そうなんですよね。 50の方法、著者の他の本に似たようなもの、いくつか紹介されていますが、中山さんの語りかけてくれるような文章に、まず心のコリがほぐされるようで、それだけで良しと思えます。表紙の手触り、少しクリーム色のページにも何だか癒されます。 個人的には4章で紹介されている『言葉の森』=心に栄養をくれる本やフレーズの部分が、自分の持っている本が多かったので、改めて読み直したくなりました。2012/01/27
sakko
2
やっぱり中山さんの本は私に勇気をくれます。心に響く言葉に必ず出会える作家さんです。2012/06/29
岩月クロ
2
表紙の手触りと、「はじめに」を読んで衝動買い。エッセイみたいで、読んでいると思わずクスリと笑ってしまう場面も。こうしたら幸せになれる、ではなく、こうして私は幸せを感じてる、という語りが素敵。やってみようと思えることを何個も見つけました。「チラシの裏に愚痴を書き出す」…これ自体はよく聴くけれど、大きくハートを書いてその中に愚痴を書く、というのはいいなぁ、と。蒸しタオルも試してみたい。うん、読んでよかった!2011/08/27