なぜ日本人はマネジメントが苦手なのか―PDCAを越えた「Ph.P手法」の7つのステップが成功に導く

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784806139935
  • NDC分類 336
  • Cコード C2034

こちらの商品には新版があります。

目次

「Ph.P手法」とは何か?―PDCAはもう古い!
1 「現状」をつかむ―地球温暖化は本当に「全員共通の問題」なのか?
2 「原因」を探す―鉄道事故は「運転手の緊張感の欠如」のせいか?
3 「目標」を定める―「活性化する」とは何のことか?
4 「手段」を選ぶ―「駐車違反の一掃」にはどうしたらいいか?
5 みんなの「合意」をつくる―「少数意見の尊重」とは何か?
6 手段を「実施」する―「消えた年金」の問題はどこで発生したか?
7 結果と目標を「比較」する―「評価指標」をつくるな
「リスク」と「クライシス」のマネジメント―戦う前から負けていたミッドウェー

著者等紹介

岡本薫[オカモトカオル]
1955年、東京都生まれ。東京大学理学部卒業。専門はChorology(地域地理学)。OECD(経済協力開発機構)研究員、内閣審議官、文科省課長などを経て、2006年から政策研究大学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

烟々羅

16
「それぞれの人間は自分の都合でしか動かない。モラルで何とかなると思うな、システムを変えよ」、「とはいえ日本人はおのおの勝手なモラルを、世間の常識などと勘違いして言語化しないまま第零目標に設定する。それもまた彼らの都合であり、意識して言語化することで取り入れるなり否定するなりしないと日本でのマネジメントとして成立しない」  感想をひとことでいえば、「その通り。だが茨の道だ」2015/02/04

shirou

3
理路整然と書かれており、理解しやすく納得のいく内容デス。 若干、蛇足が多いような気もします。 やっぱり、自分で出来るのは、現状をつかんだりその原因を探したり、実地し比較する辺りまで。 目標設定は、自分だけでは出来ないし手段もかなり制限されると思う。 時間をおいて読み返してみたくなる作品デス。2014/03/03

ろい

2
この本はね、面白い。PDCAを再構築し直した本。「P(PLAN)」を5段階に分割し、特に「目的」と「手段」についてきちんと分けて考える重要性を説いている。久しぶりに二回読んだ。あと、ブログにまとめるために精読した。あと、取り上げるネタが一々上手い。社会人なら、読んでおくべき。2012/02/25

妻ちゃん

1
会社で、PDCAが声高に叫ばれるのに違和感感じたとき読んだ(巡り会えた)。 PDCAは実際のマネジメント改善には殆ど役立ってない。Pの時点で既に失敗してるから。という切り口に思いきり同意した。 図書館借用本だったが、買ってもいいかも。再読してみよう。2018/06/18

ラーメン小池

1
マネジメントにおけるPDCAの活用が叫ばれているが、実際に機能させるのは難しい。類書を読むと、PDCAサイクル失敗のほとんどがPに起因するとの指摘が多い。本書でもPを最も問題視しており、Pを5つのフェーズ、すなわち「現状把握」・「原因特定」・「目標設定」・「手段選択」・「集団意思形成」に分解し、これにDoである「手段実施の確保」、Seeである「結果と目標の比較」を加えた7サイクルからなる「Ph.P手法」を提唱する。太平洋戦争での日本軍のマネジメントなどを例に取り、日本人が特に陥りがちな点を重点的に解説。2015/03/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/2994385
  • ご注意事項

最近チェックした商品