内容説明
買収の実例や配当政策の決め方を紹介。さらに、その最も具体的なモデルとして、「内部留保が大きすぎる企業」53社の配当分析と、あるべき配当政策を提案。また、総合的な結論として、三角合併をはじめ合併・買収攻勢に対する防衛策を詳述。
目次
第1章 財務戦略の基礎(ダム経営論に学ぶ;合併・買収されやすい会社の見分け方 ほか)
第2章 DOE、ROEの問題点とDOREの効用(DOE(自己資本配当率)の欠陥とDORE(利益剰余金配当率)
ROE(自己資本利益率)の問題点と欠陥)
第3章 配当の源泉と長期収益力比率(配当の源泉とは何か;長期収益力と無借金経営の実現 ほか)
第4章 「内部留保が大きすぎる企業」53社の配当政策の分析(配当政策の基本;正しい1株当たりの配当金の計算のしかた ほか)
第5章 合併・買収を防衛する財務戦略(三角合併のしくみ;三角合併進行の3つのステップ ほか)
著者等紹介
碓氷悟史[ウスイサトシ]
1944年宮城県生まれ。72年明治大学大学院商学研究科を修了後、亜細亜大学専任講師、80年より亜細亜大学経営学部教授。日本経済短期大学部長、学長付、就職委員長、学生委員長を経て現在に至る。70年に日本公認会計士協会会員、71年に日本会計研究学会会員、78年に日本監査研究学会会員、84年に日本簿記研究学会会員になる。組織的監査に関する体系的研究書『組織的監査論』(同文舘)で第14回日本公認会計士協会学術賞受賞。なお67年10月から80年9月まで監査法人太田哲三事務所(現在、新日本監査法人)に協力者として勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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