中経の文庫
武蔵の「五輪書」を攻略する

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  • サイズ 文庫判/ページ数 185p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784806126140
  • NDC分類 789.3
  • Cコード C0121

内容説明

戦国末期から江戸初期という激動の時代に、命を賭け、人生を賭け、ただひたすら剣の道に生きた、宮本武蔵という男がいた―。本書では、『五輪書』の真髄を伝える15の文章を厳選し、物語仕立てで紹介。よく知られた逸話の潤色や、架空のエピソードの創造により、現代的な感覚で読みとく。

目次

地之巻冒頭―万事において自分に師匠はない
死ぬるという道を嗜む事―死を覚悟しているのは武士だけではない
兵法の道―士卒というのは大工のようなものである
兵法の拍子の事―すべての職業で拍子が狂うようなことがあってはならない
道をおこなう法―物事の損得を理解すること
水之巻冒頭―書かれたことを自分のために書かれたものだと思うこと
兵法心持ちの事―戦いが激しいときでも心を慌てさせない
たけくらべという事―自分の背丈の方が高くなるような気持ちで敵の懐に入ること
多敵のくらいの事―大切なのは一方から魚群を追い込むような心である
くづれを知るという事―崩れた瞬間を見逃しては敵が立ち直ることもある
うろめかすという事―敵の動揺を得て自由に勝つ
さんかいのかわりという事―敵が山と思えば海、海と思えば山と仕掛ける
いわをのみという事―岩尾のごとく強く大きな不動心を得る
奥表という事―奥儀への入口などというものはない
空の道―迷いの雲の晴れたところこそ真実の空と知るべき
『五輪書』(抜粋)原文と現代語訳

著者等紹介

細谷正充[ホソヤマサミツ]
1963年、埼玉県に生まれる。古典から現代までのほぼすべての時代小説を読みこなし、その魅力を的確に読者に伝えることで定評のある気鋭の文芸評論家。「毎日新聞」などで時代小説書評を連載。時代小説だけでなくミステリーやライトノベルも論じる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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