内容説明
地震の大きさ、ゆれるまでの時間を事前に知ることができる、世界で唯一つの技術(地震予告システム)を紹介。過去の地震被害では、死亡者の多くが即死であった。もし、10秒後に地震が来ることを事前に知っていれば多くの人が危険な場所を避けることができたのだ。地震が来ることを事前に知らせる、緊急地震速報が一般家庭に普及する日も近い。本書は、多くの人にこのシステムについて理解を広めるべく、書かれたものである。
目次
第1部 必ず来る巨大地震―覚悟しておくこと、準備しておくこと(大地震最悪のシナリオ;地震学の基礎知識;日本を襲う地震の危険度;地震が起きる前にできること;実際に地震にあった時の対処法)
第2部 ゆれる前に地震を知る技術(地震は予知できるのか;IT(情報技術)が命を救う―わずか10秒が命を救う
緊急地震速報とは
IT自動防災システムとは
実用化モデルの紹介
実用化を目指して実証試験
緊急地震速報の先行運用
緊急地震速報活用分野)
著者等紹介
杉原義得[スギハラヨシノリ]
1944年東京都生まれ。1968年ソニー株式会社入社。1993年ビジュアルメディア事業部事業開発室長。2003年社団法人電子情報技術産業協会特定プロジェクト推進室担当部長。日欧マルチメディア共同研究委員会事務局長、家庭内マルチメディア環境調査委員会委員(通産省)、東京京都地域情報化連絡会議委員など歴任。未来住宅「JEITAハウス」(経済産業省)開発プロデューサー。緊急地震速報利用「IT自動防災システム」(文部科学省)開発プロデューサー。地震警報装置実用化推進事務局長。MPEG国際会議「自由視点テレビ国際標準化」JEITAチーム事務局長。IT自動防災システム研究家。信州大学経済学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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菜の花
えがお