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出版社内容情報
ゴジラの誕生から40年。その間、ゴジラは日本人の精神性と呼応するかのように常に変容し続けてきた。ゴジラという一時代を風靡した怪獣を通して、日本の精神文化を語った意欲作。
内容説明
本書は、失われつつある、「ゴジラ」という一時代の様式について、なるべく客観的に述べ、過去から現代にいたる、ゴジラやウルトラQの、怪獣たちの系譜をたどるものである。
目次
まえがき 自己の存在を確認する旅へ、ゴジラとともに
第1部 ゴジラ(ゴジラとその時代;失われたゴジラを求めて)
第2部 ウルトラQ(ウルトラQ世代;新しい世代の誕生)
第3部 レプリカントの時代(ハイブリッドの進行する時代に生きて)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ながしまともよし
1
初公開からのゴジラの歴史、その時代のトレンド、世相など思い出すことが多く、懐かしさを感じました。シンゴジラや-1.0を振り返ると、ここに書かれている人間対ゴジラの魅力が詰まっていることが理解できます。発展に奢る人間とそれお戒めるがごとく破壊を繰り返すゴジラは、公開時の時代背景を象徴するものである。2024/06/22
1977年から
0
1993年
ながしまともよし
0
25年間前の積読本を読了。ゴジラやウルトラQ、ブレードランナーなど、若い頃、あるいは今もなお、純粋に楽しんでいる作品の数々が登場するが、当時の時代背景や哲学を加えると、まったく違った作品に見えてくるのが、新鮮に感じた。最近も「シン・ゴジラ」を見たが、昔の怪獣ものに感じた恐怖とは、別のものを感じた。現代社会では、怪獣よりももっと恐ろしい恐怖に晒されているのかも知れない。2018/09/23