内容説明
「俘虜記」「野火」「レイテ戦記」「武蔵野夫人」等々数多くの名作によって、日本文学に永遠の光芒を放つ大岡昇平。その大岡昇平にはげしく魅かれる所以はいったい奈辺にあるのか。
目次
『レイテ戦記』をめぐって
『俘虜記』と『野火』
『妻』と『母』と『父』
『逆杉』と『黒髪』
『武蔵野夫人』ノート
『天誅』『将門記』周辺
『酸素』『化粧』『雌花』について
『朝の歌』『在りし日の歌』その他
海外紀行ついて
大岡昇平素描
『敗走紀行』『山中露営』を中心に
『幼年』『少年』の世界と後代
芸術エッセイから
『ミンドロ島ふたたび』『事件』について
諸家の「大岡昇平論」ノート
慟哭と敬仰―『レイテ戦記』『ながい旅』をめぐって
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- 和書
- 潮風テーブル 角川文庫