目次
旗
夜の桃
今日
変身
補遺
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
∃.狂茶党
15
割と視覚的、情景が浮かぶような句が多い。 ガロ系の劇画のような物が浮かんでくる。 もちろんそれだけではないのだが、漫画的にわかりやすいと思う。 このように短い詩を、大量に短期間に読むことは、ちょっと違うのだろうなと。思わないでもない。本当は1ページに一句。それぐらいのスピードで読む物なんだろう。 本書は、バリエーションも含まれていて、音が同じでも表記を変えている物が結構ある。 ここで、俳句は口にだす詩ではないのかとの疑念がちょっと浮かぶ、字面の座りの良さなどは、ついでではないのかと。 2023/08/10
散歩いぬ
5
兄を頼ってで歯科医開業するも、夜遊びしたの買春したのと句にあるように放蕩の挙句廃業。帰国後は歯科医師関連の名誉職転々。そりゃ歯医者としての仕事の句もニ、三作しかないのも当然か。思わずにやっとするようなボンボンらしい余裕のあるユーモア感じる作が多かった。病気を得てからの放哉のようなおっそろしい底辺のカラ笑いとは違う。2016/05/01
Yoshitaka Kogure
1
学生の頃俳句を知り始めて 最初になんだこれは!と衝撃を受けたのが三鬼。 もちろんそれから四半世紀以上過ぎ 数え切れない 素晴らしい俳句読み 綺羅星のごとく現れ、優れた俳句 どんどん生まれている しかし自分にとっての原点であり。座標軸 だからいつもここに立ち返って読み比べてしまうのである2017/12/22
-
- 和書
- 心を掴む