内容説明
“コミュニケーションはむずかしい”と感じているすべての専門職の方へ。人生の「まとめ」を歩む高齢者にかかわる専門職として、自らのかかわりを振り返り、考え、適切に変えていくための入門書。
目次
1 コミュニケーションについて学ぶ(コミュニケーションとは;介護におけるコミュニケーションの考え方;コミュニケーションの「得意」「不得意」について ほか)
2 自分自身について理解する(自分のコミュニケーションの傾向を知る;自分自身を知り、適切に開示する;自分の感情に気づき、認める ほか)
3 高齢者とのかかわりについて考える(高齢者(利用者)を理解するとは
信頼関係を形成するために
高齢者の「察する力」「共鳴する力」に学ぶ ほか)
著者等紹介
野村豊子[ノムラトヨコ]
トロント大学社会福祉大学院(Master of Social Work)。長谷川病院老人社会事業科長、岩手県立大学社会福祉学部教授、東洋大学ライフデザイン学部教授等を経て、日本福祉大学社会福祉学部教授、東洋大学大学院福祉社会デザイン研究科客員教授。国際回想法・ライフレヴュー協会顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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小島輝彦
5
高齢者の多様性と強さに目を向ける。その人の先の未来を思い描く。自分が「想像の世界」に入ってしまっていたら、相手に確認する。
kana
2
前半部分はコミュニケーション全般にかかわる部分で、介護の仕事以外でも参考になりそう。後半はより介護施設に特化した人間関係の作り方に関して。スケープゴートの存在意義については、考えるのも嫌になることだけど避けては通れない道だとも思う。対応を示してくれたことが救いだった。その他では、利用者が望む周りとの距離感を尊重するということが、意外と難しそうだとも感じた。介護の仕事に興味を持ったため読んだが、介護職・支援職はあくまで利用者の黒子的立場。さりげなく支え、安心感を与えられる存在であることが必要だと知った。2016/06/29
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