内容説明
富士山麓の湧水で知られる三島市街の水系がドブ川と化したとき、市民が立ち上がった。ひたすらゴミを拾い続け、地元企業・行政を巻き込んで水の街を再生。いまやその活動は公園づくりやビオトープ整備など30以上に及ぶ。「グラウンドワーク」方式で地域の力をまとめあげた名物事務局長“ジャンボさん”が、三島での経験をふまえてNPO論を熱く語る。
目次
第1章 グラウンドワーク活動で「水の都・三島」の環境再生に挑戦(活動の原点「水の都・三島」の原風景;「水の都・三島」の水辺自然環境の再生・復活への取り組み ほか)
第2章 源兵衛川に始まった組織(三島市の水環境の現状;源兵衛川環境変化の今昔物語 ほか)
第3章 グラウンドワーク三島の先駆的・発展的取り組み(荒地を再生して手づくり公園に;住民参加の計画づくりと地域の自主管理 ほか)
第4章 パートナーシップの形成(グラウンドワークとは;グラウンドワーク三島の運営手法 ほか)
第5章 パートナーシップ構築のためのQ&A
著者等紹介
渡辺豊博[ワタナベトヨヒロ]
1950年生まれ。東京農工大学農学部農業生産工学科卒。1973年、静岡県庁に入る。農業基盤整備事業の計画実施に携わり、1988年、地域総参加による源兵衛川親水公園事業の企画を担当。現在、静岡県企画部企画総室技監、(財)静岡総合研究機構研究室長(派遣)、前生活・文化部NPO推進室長。この間、農業土木学会「第一回農業土木学会研鑚賞」や「優秀賞」(二回受賞)、国土交通省「第二回日本水大賞」、土木学会「二〇〇四年度デザイン賞最優秀賞」を受賞。日本で最初の市民・NPO・行政・企業がパートナーシップを組む、英国で始まったグラウンドワーク(環境改善活動)を故郷・三島市で始める。三島ゆうすい会、三島ホタルの会、NPO法人グラウンドワーク三島、(財)日本グラウンドワーク協会(県から二年間派遣)の事務局長を歴任。また、環境カウンセラー(市民部門)、静岡大学、宇都宮大学、静岡県立大学大学院非常勤講師。NPO活動を先導している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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