内容説明
治療等の選択肢や様々な医療情報を前に困惑する患者・家族。彼らがよりよい意思決定をするには支援が不可欠である。そこで本書はシェアードディシジョンメイキングの考え方から具体的な支援の在り方、社会資源の活用法等を取り上げる、医療関係者必携の一冊。
目次
第1章 医療における意思決定支援とは何か
第2章 医療コーディネーターによる意思決定支援
第3章 高齢者医療における代理意思決定とその支援
第4章 小児医療における代理意思決定とその支援
第5章 リプロダクティブヘルスにおける意思決定支援
第6章 リハビリテーションにおける意思決定支援ソフトの活用
第7章 意思決定のための資源とその活用
著者等紹介
中山和弘[ナカヤマカズヒロ]
聖路加看護大学教授。東京大学医学部保健学科卒業、東京大学大学院医学系研究科博士課程(保健学専攻)修了。日本学術振興会特別研究員(PD)、国立精神・神経センター精神保健研究所流動研究員、東京都立大学人文学部社会福祉学科助手、愛知県立看護大学助教授を経て現職。他に東京大学大学院医学系研究科非常勤講師、首都大学東京大学院人間健康科学研究科非常勤講師。専門は保健医療社会学、看護情報学。研究テーマは、ヘルスリテラシー、ヘルスコミュニケーション、ヘルスプロモーション、意思決定支援
岩本貴[イワモトタカシ]
NPO法人楽患ねっと理事長、楽患ナース株式会社代表取締役。アクセンチュアにて病院の電子化、健診センターの営業改革などを手掛ける。在職中にNPO法人楽患ねっとを患者、研究者、看護師らと共に起ち上げ、以降“自分らしく納得する医療”をモットーに活動する。医療の複雑化、高齢化社会の進行を踏まえ、ケアのさらなる充実を目指し、2009年よりナースを元気にするイベント“ナースオブザイヤー”を開催。また、在宅での看取りケアを実践すべく2010年より訪問看護ステーションを妻・岩本ゆりと共に開設した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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