内容説明
受けとめる、応える…ケアの核にある、この能動的な受け身ともいえる構えに焦点を合わせることで、援助・専門職・グループ臨床の意味を深くとらえなおそうという“臨床の思考”が脈打つ。
目次
第1部 グループにおける「関係的生」の発見(自分の気持ちを表わせない現代人と集団;集団とのかかわりからの関係性の発見―維持する集団から壊して創り出す集団へ;個人と集団の健康な関係)
第2部 グループ臨床のアプローチ(臨床福祉学の視点とグループ臨床;人間関係の基礎となるコミュニケーション;人間関係におけることば;問われる存在としての人間―受け身の姿から発見する生)
第3部 リーダーシップ/新しく生み出す力(対人援助の専門性と組織での協働;臨床的視点からの組織と人へのかかわり;新しく生み出す力としてのリーダーシップ)
著者等紹介
佐藤俊一[サトウシュンイチ]
1952年静岡県三ヶ日町に生まれる。1977年立教大学大学院社会学研究科修士課程修了(応用社会学専攻)。1977年~1992年社会福祉法人白十字会東京白十字病院医事課長などとして勤務。1992年鹿児島経済大学社会学部社会福祉学科助教授。1997年淑徳大学社会学部社会福祉学科助教授。1998年淑徳大学社会学部社会福祉学科教授。現在に至る
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