出版社内容情報
イヌは最初に家畜となった。ウシは田畑を耕し、ウマは戦争にも利用された。人々は家畜を改良し、受精卵移植で双子を産ませる技術まで開発した。人間の最大の協力者として役立ってきた家畜の新しい飼い方を考える。
目次
人間は、トナカイを追いながら生活していた
ヒツジといっしょに、オアシスからオアシスへ
人間といっしょの生活をして、家畜になっていった動物たち
イヌは、いちばん最初に家畜になった
ウシは、農家の大事な働き手だった
戦争用の動物として、改良されていったウマ
それぞれの土地の、気候やくらしに合ったいろいろな家畜
利用法に合わせてつくりだされた、いろいろな品種
おとなになると、卵や乳がつくられるようになる
ニワトリのかい方が変わってきた
ウシの乳は、手しぼりから機械しぼりになった
家畜の肉には、大切な栄養素がふくまれている
家畜と人間とで、食糧を分けあっている時代
残りものを加工して、家畜のえさをつくる
家畜の敷きわらを利用して、大地をよみがえらせる
使われていない傾斜地を利用する
新しい技術を使って、ウシに双子を産ませる
土地がせまくても、家畜はかうことができる
家畜は、人間の最大の協力者
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ワタナベ読書愛
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1991年刊行。文:加藤義一、絵:清水勝。狩猟時代から、定住して農業をするようになり、野生の動物を飼うようになった人類。馬や羊、牛、鶏などとの暮らしや、それぞれの動物の特徴、時代や目的によって変わる飼育方法などを紹介した絵本。牛がいきいきしてかわいい。画家の素晴らしい表現力に目を見張る。厳しい時代を生き残ってきたご先祖様たちと、人間と共に生きることを選択し(?選択の余地はあったのか?)、人間を助けた動物たち。人間の欲望の暴走で、窮屈な生活をしている現在の家畜たち。本書は、命について考えさせられる。合掌。2023/07/21
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