内容説明
本書は高齢者ケアのあり方を、地域ケアシステムの設計に求めることを基軸として、先進的な実践活動をしている保健医療・福祉専門職を中心に実態を踏まえて新展開への指針となるように、また、研究者には現実から遊離することを避け、概念論を現実の問題へフィードバックすることを心がけて書いてある。
目次
第1章 高齢者ケアの目指すもの
第2章 高齢者の自立支援とケアプラン
第3章 医療相談からみた高齢者ケアの実情
第4章 地域ケアシステムにおける訪問看護の役割
第5章 老人保健法の展開としての地域保健活動
第6章 都市部における地域ケアと相談体制
第7章 都市部における地域ケアシステムづくり
第8章 中核市を中心とするホームヘルパー制度の現況
第9章 郡部における地域ケアシステムづくり
第10章 郡部福祉事務所の現況と課題
第11章 高齢者の財産管理等をめぐって
補論1 イギリスのコミュニティケア改革の実際
補論2 スウェーデンの高齢者ケア