内容説明
名著『予算どんぶり―日本型予算政治の研究―』の著者、ミシガン大学政治学部教授ジョン・キャンベル氏が、自ら考案した新理論、意思決定の4モデルを用いて日本の高齢者対策の形成過程を解明。福祉政策の形成に果たした政府、官僚、政党、政治家、経済界、労働界、業界団体、学者、一般国民の行動を視野に収めて新たな政治学理論を構築。福祉政治学の新地平を開く、15年にも及ぶ研究成果の集大成。第9回大平正芳賞受賞。
目次
政策転換の理論
老後問題:年金制度の確立
1960年代の政策:老人問題
老人ブームと政策転換
小規模事業の開始
新しい課題:高齢化社会問題
雇用対策の拡大
医療改革
年金制度の改革