内容説明
本書では、民事・行政・刑事的手法を相互補完的に利用し、いわば政策課題に対し「総合的法システム」の構築と制度設計が必要とされる問題につき、その代表的争点たる組織・企業への規制手法の必要とのテーマの下で、基礎研究を試みた。いわば公的規制という側面の強いCivil RICO(民事・行政)訴訟(合法的なビジネスの維持と、一般国民が被害者となるので、その防止という二つの目的を有する訴訟)について、手続の流れ、すなわちフローに沿って分析を加える。
目次
序章 Civil RICO訴訟の性格
第1章 法律要件
第2章 訴訟要件
第3章 プリトライアル
第4章 トライアル
結章 法制度設計としての政府提起訴訟
著者等紹介
田村泰俊[タムラヤストシ]
1981年中央大学法学部法律学科卒業。1986年慶応義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得。現在、東京国際大学教授。博士(法学)。専攻は行政法・政策法学
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