アルバ文庫<br> 花咲く丘

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アルバ文庫
花咲く丘

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  • サイズ 文庫判/ページ数 330p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784805670330
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

浦上にはほかと異なる「静かな明るさ」がある。たび重なる荒廃にも、絶望、無関心、そして、放心ではなくて、明るい希望と新しい勇気で復興に立ち上がってゆく。その力の源は何なのか。被爆の体験を通して、その秘訣を涙と笑いの随筆に託して解明してくれる。

目次

原子病患者の手記
臨終
根もとから
祭壇の花
二十日大根
どん底に大地あり
鈴の音
風に乗って
なまず
贈り物〔ほか〕

著者等紹介

永井隆[ナガイタカシ]
1908年2月3日、松江市の田野病院で生まれた。幼年時代を父の開業していた島根県飯石郡飯石村でおくり、小学校をそこで終え、県立松江中学に入学、1925年同校を卒業。ついで松江高等学校に入り理科を専攻、1928年同校を卒業して長崎医大に学ぶ。1932年に前後十八年間の学校生活を終えて新医学士として世に出たが、引きつづき長崎医大物理療法科に助手として籍をおき研究を続けた。1933年短期軍医として満州事変に従軍したが、この間慰問袋に入っていたカトリック要理を読んだ。翌1934年に帰還して浦上天主堂でカトリックの洗礼を受け、8月に結婚した。1937年同医大講師、1940年4月助教授、1944年4月医学博士の学位をとり、1946年1月教授となった。同年7月長崎駅頭で倒れ、以来病床につく。1949年12月長崎市名誉市民の称号をおくられた。1951年5月1日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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しゅん

3
長崎原爆後、寝たきりの日々の随筆。クモとハチの対決、長年文通をしていた女性の突然の訪問(そこで始まる愛をめぐる戦い)あたりの描写にハッとするものがある。この人の強情さが俺には怖い。2020/08/29

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