目次
序論(ガンダーラ研究の課題と本書の視座;ガンダーラの名称・歴史・美術)
第1部 生天思想について(生天思想とは;天界の様相 ほか)
第2部 非仏教的な外観の彫刻と生天思想(ディオニューソス神と眷属の図像のガンダーラへの伝播;ガンダーラの仏教彫刻における酒宴図、舞楽図、性愛図の新解釈―ザール・デーリー仏寺址出土の従三十三天降下図浮彫を中心に ほか)
第3部 仏塔階段の非仏教的な外観の彫刻と生天思想(ガンダーラの獅子座型浮彫の図像の新解釈;イルカを双肩に担ぐトリートーン像の起源と展開 ほか)
付論 ガンダーラの「アームラパーリーによるマンゴー園の寄進図」の再考察
著者等紹介
田辺理[タナベタダシ]
1979年東京都に生まれる。2009年大阪大学大学院文学研究科文化形態論専攻修士課程修了。2015年早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了、文学博士学位取得。日本学術振興会PD特別研究員、ミュンヘン大学インド学・チベット学研究所客員研究員となり、現在京都大学白眉センター・文学研究科特定准教授。専門は、ガンダーラ仏教美術史、比較美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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