出版社内容情報
パノフスキー、ジムソン、ゼーデルマイヤ等の理論的支柱と基盤となったゴシック芸術の基本文献中の最重要文献。
内容説明
本書は、ドイツの美術史家ハンス・ヤンツェンのゴシック大聖堂に関する二つの著述を原著とするものであり、この邦訳書のタイトルは訳者の命名である。彫刻を中心とする造形美術(ヤンツェンのいう像作品あるいは像芸術)には素人の訳者があえてこの『ゴシックの芸術』の邦訳を手がけたのは、ひとえに彼の「ゴシック教会堂空間論」への関心にある。
目次
第1部 ゴシック教会堂の空間について
第2部 ゴシックの芸術―フランスの古典大聖堂、シャルトルとランスとアミアン(ゴシックと現代;建てられた大聖堂;解釈された大聖堂)