内容説明
キティーが毎日の暮らしの中でいちばん楽しみにしていたのは、夕方、こっそりねぐらから抜け出して、裏町をうろつきまわることだった。キティーは自由な野良ネコの心を、今もなくしてはいなかったのである。おそらく、これからも同じ気持ちで暮らしていくにちがいない。
著者等紹介
小林清之介[コバヤシセイノスケ]
1920年東京都に生まれる。東京YMCA英語専門学校卒業。「野鳥の四季」(小峰書店)で第23回小学館文学賞を受賞。日本児童文芸家協会評議員、俳人協会評議員
太田大八[オオタダイハチ]
1918年生まれ。長崎県出身。多摩美術学校卒業。主に絵本、童話のイラストをてがける。1955年日本童画会賞受賞、1958年小学館絵画賞受賞、1969年国際アンデルセン国内賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。