内容説明
0歳児から段階に応じた絵本の選び方をわかりやすく解説。また、よい絵本を選ぶためのポイントについても、さまざまな視点から紹介しました。子どもたちに受け継いでいきたい、よい「絵本」がまるごとわかる一冊です。
目次
第1章 絵本のよさ
第2章 子どもの発達と絵本(第1段階 生後4か月くらい~2歳6か月くらい;第2段階 2歳6か月くらい~4歳6か月くらい ほか)
第3章 絵本選びのポイント(色;ていねいな絵 ほか)
第4章 絵本の歴史と教育論(子ども絵本の登場と教育論;近代的な絵本の誕生と発展 ほか)
附 仕掛け絵本のはじまりと意義(「仕掛け絵本」は絵本?おもちゃ?;戦前の「仕掛け絵本」 ほか)
表
著者等紹介
永田桂子[ナガタケイコ]
1947年3月3日生まれ。児童文化研究者。児童福祉学・児童文化学・社会心理学を学ぶ。『絵本観・玩具観の変遷』(高文堂出版社)で、第11回日本児童文学学会奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
18
子どもの発達に沿って、①絵本に関係した子どもの行動②この時期にふさわしい絵本の条件(題材・造本)③おとなの見せ方・接し方、と具体的に書かれています。特に小学校高学年~中学生にかけてざっとですが書かれていたことが参考になりました。2021/10/27
ふじ
13
長期積ん読、レポートのために解消。年齢別に特性や好まれる本の特徴がかいてありわかりやすい。ラストには一覧表もあり親切。また、ご本人がおもちゃの研究をされているからか、しかけ絵本についても歴史や意義について言及あり。江戸や戦前の絵本の歴史も記載があり、薄いながら幅広い内容でした。よい絵本とは、細かくは色々あれども『子どもが楽しい、かつ肯定的な内容』なのかな。2017/01/16
しろくま
10
子どもの発達の段階やそれに応じた本の選び方について紹介されています。小さい子どものケガや衛生面についての言及も。小さいうちは暖かみのある色合いを好む。ナンセンス絵本は少し大きくなってからがおすすめ、など。2018/03/26
mari
6
子どもの月齢にあわせた本への反応やオススメの要件、大人の接し方などが巻末にもまとめられていて、読みやすい。掲載されている図書について、読んでみたい。2013/12/05
星雅人
3
★★★☆☆ 子どもの発達段階に合わせた絵本の紹介を中心に、絵本の歴史や教育論も押さえてある、とてもていねいな本です。載っている本をリストアップしたので、ひととおり読んでみたいと思う。2009/10/21