出版社内容情報
三井越後屋から三越伊勢丹に至るまで,業態は変化しながらも長期にわたる競争力を維持し続ける源泉は何か。流通革新の視角から歴史的資料を読み解き解明する。
目次
序章 ヒストリカル・セッティング
第1章 近世商業史研究と本研究の位置づけ
第2章 越後屋の販売革新と成長―1600年代の成長戦略
第3章 越後屋の顧客層の拡大と買宿制度―1700年代以降の成長戦略
第4章 絹物の買宿制度の創出と管理―上州を中心として
第5章 木綿の買宿制度の移転と進化―伯州を中心として
第6章 競合呉服商の追随と展開
第7章 幕藩体制を前提にした流通機構の併用―呉服商間の協調行動
第8章 大黒屋の仕入機構
第9章 日本における百貨店業態成立に関する歴史的考察
第10章 日本流通の発展段階と今後の展望
著者等紹介
武居奈緒子[タケスエナオコ]
1965年愛媛県松山市に生まれる。1993年神戸大学大学院経営学研究科博士後期課程単位取得。現在、摂南大学経営学部教授、博士(商学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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