内容説明
漱石の道徳的苦闘の激しさを思ひやらぬ知的怠惰を痛烈に批判。江藤淳の漱石論がこれほど的確に批判された事は無い。西洋学問も封建道徳も信じ切れず、自己本位に徹して発狂寸前になり、なほも道義の文士たらんとする天才の偉大と悲惨を描く。類例の無い漱石論。
目次
第1章 自己本位の焦熱地獄
第2章 異国文化との悪戦苦闘
第3章 吾輩は猫である
第4章 坊っちゃん
第5章 草枕
第6章 野分
漱石の道徳的苦闘の激しさを思ひやらぬ知的怠惰を痛烈に批判。江藤淳の漱石論がこれほど的確に批判された事は無い。西洋学問も封建道徳も信じ切れず、自己本位に徹して発狂寸前になり、なほも道義の文士たらんとする天才の偉大と悲惨を描く。類例の無い漱石論。
第1章 自己本位の焦熱地獄
第2章 異国文化との悪戦苦闘
第3章 吾輩は猫である
第4章 坊っちゃん
第5章 草枕
第6章 野分