内容説明
どうしてこんなに生きづらいの?定型発達の一般の人とどこがどう違うの?一般の人とどう付き合ったらいいの?社会に出てからつまずいた人が、自分と定型発達の人の“見ている世界”の違いを理解し、9つのコミュニケーションスキルを身につける方法。定型発達の社会を生き抜くマニュアル。
目次
1 自閉スペクトラム症と生きづらさ 生きづらさの原因を知り、傷つかないで済む方法を見つける
2 定型発達との差異 自分と相手の見ている世界の違いを理解する
3 コミュニケーションスキル9 定型発達中心の社会で、孤立せずに生きる術を身につける
4 働き方を迷っているなら社会資源を活用し、安心して働ける場所を見つける
著者等紹介
宮尾益知[ミヤオマストモ]
小児精神神経科医・医療法人社団益友会理事長・どんぐり発達クリニック院長。医学博士。東京生まれ。徳島大学医学部卒業。東京大学医学部小児科、自治医科大学小児科学教室、ハーバード大学神経科、国立研究開発法人国立成育医療研究センターこころの診療部発達心理科などを経て、2014年にどんぐり発達クリニックを開院。専門は発達行動小児科学、小児精神神経学、神経生理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
8
対処法も書いてあり、接するひとや本人自身にも参考になる。2021/01/10
魄
2
確定診断を受けた訳ではないし全てが該当する訳でもないが、私はASDなのだと思う。少なくともグレーゾーンには位置していると思う。 だからいつも疲弊していて、疎外感を感じていて、生きているのが辛い。 独りでいるのは寂しいのに、誰かの傍にいくことが怖い。 この本に書かれているヒントをなんとか踏襲できて少しでも生きることが楽になったらいいな、と思う。2021/06/25
azu3
2
薄いけど、すごい本だ。ASDが見ている世界と、「定型発達」が見ている世界は、一般的に考えられている以上に大きなズレがあって、そこがコミュニケーションの齟齬になっていくのだが、当然ながら、相手の世界はなかなかイメージしにくい。そのズレを、本書はわかりやすく解説している。要再読。2021/01/12
おかえ
1
ASDを認知情報処理と出力の障害とする。で、①自分自身をアバターに見立て、アバターを操縦しているつもりで俯瞰する、②印象が良くなる挨拶や会話のパターンを身につける、③つらいことを我慢しすぎず上手に相手に伝える、④話しかけたいときは相手に配慮しつつ声をかける、⑤関心のない話題でも会話を続ける、⑥相手の気持ちを認めた上で自分のことを伝える、⑦関係性によって自己開示の程度を変える、⑧自分が安心していられるコミュニティを複数作る、⑨ストレスの正体を知り自分用の対処マニュアルを作る。就労支援のことは初耳だった。2025/02/25
maki
0
結構好き。読みやすいし、対処法もわかりやすかった2024/09/24
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