内容説明
ウチのお母さんはなぜこうなの?どうしたらラクになれる?―発達障害専門クリニック院長による呪縛から自由になる方法。
目次
Prologue 目の前に立ちはだかる、「母」という壁―「母を許せない自分」を責めてしまう娘たち
1 「母がストレス!」な11のケース―「支配者マザー」「被害者マザー」「心配性マザー」…やりたい放題の母たち
2 お母さんって、どうしてこうなの?―その「困った言動」を引き起こす意外な理由
3 「アスペ母」って何?―「他人」とつき合うのがヘタで、「自分」を曲げられない
4 なぜ、母は“やらかして”しまうのか?―「アスペ母」にありがちな13の特徴
5 もっと楽になるために、あなたが今できること―「母がストレス!」から自由になる13の方法
著者等紹介
司馬理英子[シバリエコ]
医学博士。岡山大学医学部、同大学院卒業。1983年渡米。アメリカで4人の子どもを育てるなか、ADHDについての研鑽を積む。1997年、『のび太・ジャイアン症候群』(主婦の友社)を刊行。ADHDをはじめて日本に本格的に紹介した同書は、大きな反響を呼び、ベストセラーとなる。同年帰国し、東京都武蔵野市に発達障害専門のクリニックである「司馬クリニック」を開院。子どもと大人の女性の治療を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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シャボン玉
24
アスペ寄りの人って実際いるので、その人の特性だと受け入れて、さらに自分は客観的になって巻き込まれないように。2019/10/12
かさお
20
私が子供の頃は「毒母」という言葉は無く、周りに理解される事もなく、人間には「言葉」という共通の信号があるはずなのに、どうして私の言い分に耳を傾けてくれないのか?どうして「青」と言っても「赤」でないとダメなのか、答えはなくストレスがたまるばかりだった。いまや高齢の母であるが健在である。近頃はこういう本が沢山あるので助かる。この本は「理解してもらおう」は捨てよう、「母親の脳のクセ」だから言葉は通じない、という可能性を示唆するもの。私と同じようなストレスを持つ方はぜひ読んでもらいたい。頭の整理になりました。
G-dark
15
毒親持ちの方におすすめの本。はじめに「あなたが今、母に対して「ストレス!」と思っていたとしても、それはあなたのせいではないのです」と書かれているので、安心して読み進められます。「想像の世界でいいので「心の防弾チョッキ」を着たつもりになってください。自分自身を目に見えないシールドで守るイメージです」「親子だからといって、無理して真正面から対峙しなくていい」「あなたをくるしめる親からは、離れていいのです」「これからは、母のためではなく、自分のために生きていきましょう」と書かれていて励まされます。2019/01/29
海(カイ)
13
ずっと思ってきた、母がストレスだと!先月からアスペルガーの本を何冊か読んでいて、見つけたのがこの本だ!他のアスペルガーの本を読んでいた時は、“私はアスペルガーかもしれない”と思っていたのだが、母もアスペルガーなんじゃないか?と思うようになった。 そして、私、この先生の診察、受診したい!と思っていることに気づく。 2015/08/02
とりぴよ
5
あるある、わかるわかる~と読んだ。自分が子育てする立場になってみて、母の、私と妹の子育てで見えてきたことがいろいろ。まあ私は息子しかいないから、娘だとまた違うのだろうけど。私と妹は、自分たちの対処方法にどうにかたどり着いた。司馬先生のおっしゃる「母の事情を知る」「母への期待値を下げる」「スルー力を身につける」あたり。母を変えるのではなく、娘の側が大人な対応をするのが最善。母にやったら逆効果かな?というのは「視覚に訴える」「権威を利用する」。そして私が多分、いや、すでに陥ってる?!「片付けられないマザー」2015/04/29