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内容説明
工業用コロニーに住む平凡な少年、バナージ・リンクスは、謎の少女オードリー・バーンを助けたことから『ラプラスの箱』を巡る事件に巻き込まれてゆく。宇宙世紀の開闢とともに生まれ、開放されれば連邦政府が転覆すると言われる『箱』の正体とは―。『逆襲のシャア』から3年後、宇宙世紀0096を舞台に、新たなるガンダムが世界に革新の予感を告げる。『亡国のイージス』『終戦のローレライ』の著者による人気小説が文庫化。
著者等紹介
福井晴敏[フクイハルトシ]
1968年、東京都墨田区生まれ。98年「Twelve Y.O.」で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。99年『亡国のイージス』では第2回大藪春彦賞、第18回日本冒険小説協会大賞、第53回日本推理作家協会賞を受賞。2002年『終戦のローレライ』では第24回吉川英治文学新人賞、第21回日本冒険小説協会大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
彼方
9
アニメを見始めたので小説版も。開放されれば連邦政府が転覆するという『ラプラスの箱』、謎の少女・オードリーを助けたことからバナージは箱を巡る争いに巻き込まれてゆく…個々の視点を広げすぎてスローペースな始まり。バナージの生い立ちや"未来"を感じない現状、リディの家に対するコンプレックスやマリーダの迷い…細やかな心情やガンダムらしい言い回しは面白いものの、全体的に文章が助長に思えてしんどかった…。演出、作画とアニメ版に迫力がありすぎて見劣りするのも難点かも、ともあれ上巻。ようやく動き出してきたので次巻も読もう。2021/05/05
Book Lover Mr.Garakuta
7
古本屋で、立ち読み。面白かった。2019/05/19
ヤギ郎
5
機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)のノベライズ。アニメでは見られないバナージの心境やキャラクターの行動が描かれる。面白いんだけど、ガンダム用語(?)に慣れていなくて苦労している。2022/11/02
テキィ
4
ユニコーン初体験 なかなかいいんじゃない?2010/10/07
タカギ(ユ)
4
冒頭から細密な描写と情報が溢れ出すように読み手に押し寄せてくるので、少し息苦しい。ただ、過去に読んだ著者の他作品も、途中から飛躍的に話が面白くなり読むスピードもアップした覚えがあるので、こんなもんかなあとも思った。魅力的な伏線と謎がちりばめられているし、これからに期待です。2010/08/10