障害のある子が「親なき後」も幸せに暮らせる本―ダウン症の娘をもつ「相続のプロ」が明かす財産管理のしくみ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 46判/ページ数 167p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784804718675
  • NDC分類 369.27
  • Cコード C0036

内容説明

30年後、私たちが死んだら“うちの子”どうなる?起こりうる困難を先読みしてつくった「親心後見」のしくみと、将来にわたって妻と子が安心して暮らせるお金ののこし方。

目次

第1章 30年後、私たちが死んだらうちの子はどうなる?(娘の誕生。喜ぶ間もなく途方に暮れた16年前の私たちへ;子どもが成人したら、「子どもの財産を守る権利」が失われる ほか)
第2章 成人前にやっておきたい夫婦で子の未来を作る「新しい財産管理のしくみ」(子どもが成功すると、財産管理が親の元から離れる;この先40年…3000万円の財産は後見人の報酬に消えることに? ほか)
第3章 夫なきあと妻と子の生活を守る「遺言の作り方」(わが子の幸せのために、あえてお金をのこさない選択を;妻が安心して長生きするために、資金を調達する ほか)
第4章 妻が元気なうちに準備したい家族への最後の贈りもの(その他の公正証書で、子どもに降りかかる困難を取り除く;身体が不自由になったときのために「財産管理等委任契約」 ほか)

著者等紹介

鹿内幸四朗[シカナイコウシロウ]
一般社団法人日本相続知財センター本部専務理事。相続知財鑑定士。1969年北海道生まれ。1988年中野幸一税理士事務所入社。個客接近型のマーケティング手法「CTPT」を活用し、相続マーケットを分析。全国各地でセミナーを行う。専門用語を使わない解説が人気で受講者数は3万人以上。長女がダウン症という自らの経験から、同じ悩みをもつ保護者向けの「専門用語を使わない・親なきあとのお金の話」のセミナーに力を入れている。現在は、税理士法人中野会計事務所東京事務所事務長、一般社団法人実家信託協会専務理事、一般社団法人IT顧問化協会専務理事を兼務

杉谷範子[スギタニノリコ]
司法書士法人ソレイユ代表司法書士。京都女子大学卒業後、東京銀行(現在の三菱UFJ銀行)を経て、2003年司法書士登録。信託法大改正の2007年直後から研究を重ね、信託を活用した相続・事業承継コンサルティングで、多くの実績と信頼を得ている。一般社団法人実家信託協会理事長。信託法学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Natsuko

26
ダウン症の娘を持つ父親である筆者が、将来奥さんと娘が生活に困らないように策を講じる。もともとそちらが専門の方なのか、娘さんのためにそちらの道を選んだのか。確かに知っていると現実的に役に立つ知識が多い。親権のあるうちに進めるべき「親心後見」、ただし多くの障害者が準備のないまま中年世代となり8050問題を迎える。後見人制度が家族と本人に不便で優しくない側面を持つ制度であることが分かった。2019年最高裁が「後見人は親族が望ましい」と提言していることに期待をもつ。2021/09/21

ステビア

20
仕事。成年後見制度の使い方と遺言の残しかた。2020/12/02

Koji Takahashi

9
《親が障がいを持つ子にしてあげられること》 親が障がいを持つ子に財産を残してあげるための 『親心後見』 一般に「任意後見」制度をより有効に使う方法だ。 後見人制度で使われる「法定後見制度」が子にとってあまりにもマイナス点が多いため『親心後見』を実施することは必須だと考える。 私は当事者ではない。直接支援する立場でもない。 ソーシャルワーカー、社会福祉士として、「助けて」を見つけた時にこの本を差し出す、若しくはこの本の重要な点を伝える『理解者』でありたい。2020/12/08

つかはらあつし

1
大切2020/08/25

おまめ

0
後見人制度について知りたくて読んでみたが、これは障害のある子を育てている親は必読。 著者のように「最悪の事態」の想定を重ねて全てを公正証書に残すところまではできないかもしれないが、知っておいて損はない内容だった。 時々、ふわっとした表現があること、なんでもかんでも公正証書に、弁護士など信頼できる人に頼むようにと書かれているので、費用がかなり嵩むなと感じた。 また、つらつらと文章を綴っているので、一読しただけでは頭には入らない。何度も読み返し、自分なりに理解が必要。2023/05/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16343503
  • ご注意事項