内容説明
空海は「うつ病」だった可能性がある。それも3回も‥しかし、それを見事に克服したのだ!がん患者さんをみる精神腫瘍科を専攻する入口で「死生観」の壁にぶつかった精神科医の著者は、59歳で仏教系の大学院に入学した。そこで出会った「空海」に魅了された著者は、「現代の諸問題は空海の目にはどう映るのか?」を自問自答してみた。
目次
第1章 子供は愛情をもって育てるもの
第2章 思春期は悩むもの
第3章 青年期は夢を持つもの
第4章 壮年期はコミュニケーションするもの
第5章 中高年期はうつ病に注意するもの
第6章 円熟期は社会を見つめるもの
第7章 死はプロデュースするもの
最終章 空海が長生きしていれば
付録 フィクションの世界の空海論について
著者等紹介
保坂隆[ホサカタカシ]
1952年、山梨県に生まれる。保阪サイコオンコロジー・クリニック院長。1977年、慶應義塾大学医学部卒業後、同大学精神神経科に入局。1990年より2年間、米国カリフォルニア大学ロスアンゼルス校精神科へ留学。1993年に東海大学医学部講師、2003年より同大学医学部教授を経て、2017年定年退職後、現職。2012年より高野山大学大学院密教学修士課程(通信制)で空海思想を学び、2014年卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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