内容説明
乱世を生き抜き浄土真宗を再興した蓮如上人が「黄金を掘り出すような聖教である」と絶賛し、その価値が広く知られるようになった本書…『歎異抄』と並び評される“聖教”を、現代人に向け平易にそして真摯に読み解く。
目次
黄金を掘り出すような聖教
本願のおこり
仏と私のかかわり
救いを受け取ること
教えを聞く姿勢
名号のいわれを心得る
仏と私の関係
本当の喜び
仏とともに
本願に誓われた念仏〔ほか〕
著者等紹介
佐々木隆晃［ササキタカアキ］
１９７０年生まれ。兵庫県円行寺衆徒。龍谷大学大学院博士課程単位取得（真宗学）、本願寺派宗学院卒業。浄土真宗本願寺派教学伝道研究センター（現浄土真宗本願寺派総合研究所）研究員（聖典編纂担当）を経て、相愛大学人文学部准教授、中央仏教学院非常勤講師（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ホシ
23
2013年から2015年にかけて『大法輪』に連載された記事を一冊にした本。浄土教に惹かれる者は『安心決定鈔』を読むべしと聞き、手に取りました。阿彌陀仏と衆生は一つと説く「機法一体」について詳しく解説されます。「仏と私が一体である」という考えは、いまいちピンと来なかったのですが、本書を読んで理解が深まりました。「私たちは清い心で念仏できるような者では到底なくて、阿弥陀様が口をこじ開けて”南無阿弥陀仏”を唱えさせてくれるのだ」という法話を聞いたことがありますが、そういう事だったのかと思いを新たにします。2020/01/05
