内容説明
なぜ菅原道真は神になったのか?春日大社と興福寺のつながりとは?愛宕山に天狗がいる理由は?日本人は古来、神道と仏教、神社とお寺を分けへだてなく信仰し、大切にしてきた。そんな柔軟で美しい“日本の心”を取り戻すために、日本各地に伝わるさまざまな「神仏にまつわる物語」を、豊富な写真資料とともに紹介し、やさしく解説する。
目次
「共生」の大切さ
熊野の権現さま
熊野と一遍上人、小栗判官
スーパースター・役行者
弘法大師と丹生明神・狩場明神
歌僧・西行
奈良の春日大社と興福寺
道成寺・安珍と清姫
神さまになった人・菅原道真公
幸せをもたらす七福神〔ほか〕
著者等紹介
小松庸祐[コマツヨウユウ]
昭和16年(1941)東京生まれ。國學院大學文学部史学科を卒業し、昭和41年(1966)大阪の古刹「たなべ不動尊」法楽寺に入寺。昭和57年(1982)正力松太郎賞(団体賞)受賞。昭和58年(1983)正楽寺(滋賀)、平成5年(1993)法楽寺住職に就任し現在にいたる。平成15年(2003)密教教化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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マウンテンゴリラ
1
寺院では柏手を打ってはいけない、など形式的な作法にとらわれる一方、寺院や神社の由来、神と仏の違い等については無頓着。そんな日本人が実は、それはそれで無意識のうちにも素晴らしい宗教共存の実践を行っている。現代に生きる日本人にとっては、何かくすぐったいような誉め言葉を本書からいただいたような気がする。というのも、それらは何ら自分たちの努力によるものではなく、全て先人たちの営みの中に、特に明治政府による強制的な神仏分離政策に対しても、伝統を守り続けた先人たちによって築かれたてきたためである。→(2)2020/01/31
tsukimemo
0
なぜこれを手に取ったのか謎。日本全国の神仏にまつわる話を、多種多様、それこそ雑多に詰め込まれている本。写真も豊富で、神仏に関する知識がなくてもそれなりに楽しく読めた。それにしてもなんで読もうと思ったのか謎。2020/01/14
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