内容説明
諸仏は大人なり。これは道元禅師著『正法眼蔵』八大人覚巻の冒頭の言葉。大人とは「だいにん」つまり「おとな」のこと。少欲・知足など大人として覚り知るべき八つのことを自覚し、本当の大人になれとの教えである。その教えを沢木興道老師の遺弟がユーモアを交えて平易に講話する。
目次
正法眼蔵八大人覚原文
1 少欲
2 知足
3 楽寂静
4 勤精進
5 不忘念
6 修禅定
7 修智慧
8 不戯論
追補 正法眼蔵に学ぶ
著者等紹介
内山興正[ウチヤマコウショウ]
明治45年、東京に生まれる。早稲田大学西洋哲学科を卒業、さらに2年間同大学院に在籍後、宮崎公教神学校教師となる。昭和16年、沢木興道老師について出家得度。以来坐禅修行一筋に生き、昭和40年沢木老師遷化の後は、安泰寺堂頭として10年間弟子の育成と坐禅の普及に努める。平成10年3月13日、示寂(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。