内容説明
十二巻本の本質、道元思想の変・不変等をめぐって甲論乙駁。当代の学究が一堂に会して問題の核心に迫る、今世紀宗門最重要、絶対必読の大論集。
目次
十二巻本『正法眼蔵』の位置づけ
十二巻本『正法眼蔵』第八、三時業について
風と月と仏―十二巻本『正法眼蔵』はどこへ行くか
新草・十二巻本『正法眼蔵』考―宗教的視座よりの試論―(序章)
十二巻本『正法眼蔵』と懺悔の問題
『正法眼蔵』の成立に見るその十二巻本とは何か
深信因果について―道元の思想に関する私見
『正法眼蔵聞書抄』から見た十二巻本『正法眼蔵』
新草十二巻『正法眼蔵』の構想と課題
最後の道元―十二巻『正法眼蔵』と『宝慶記』
十二巻本『正法眼蔵』の撰述とその意図について
十二巻本『正法眼蔵』について―書誌的側面から
十二巻本『正法眼蔵』の性格
付録 十二巻本『正法眼蔵』の研究動向