日本童謡音楽史

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日本童謡音楽史

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  • サイズ B6判/ページ数 251p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784804207575
  • NDC分類 767.7
  • Cコード C3073

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rbyawa

2
j083、児童文学雑誌『赤い鳥』にて始まったものの、まあいつものごとくの低調な展開に…なんだろうね赤い鳥、褒められてるのまだ一度も見たことないのに巨大な存在感…。明治に入り西洋由来の唱歌が体制によって推奨され、その惨状を嘆いた北原白秋が童謡として日本古来の音楽を復活させようとしたのが「童謡運動」、だが実際に発表されたものが唱歌調ってなんでだよ赤い鳥!? 白秋さんが他の雑誌で同じ作曲家と組んでちゃんと童謡作ってたって…なんでよ…。その唱歌風作品が戦後に「日本の伝統」として学校教育でお出しされたそうで…辛い。2019/08/04

BsBs

1
近代日本の虚構である童謡に、当時の作曲家がどう向き合ったかを資料から推し量る…といった本。小泉文夫の弟子らしく、当然のようにテトラコルド(それも上辺ではなくかなり踏み入った)の理解を前提として要求し、難しい。 やはり山田耕筰の影響が大きいようで、彼に大きく紙面を割いている。が、あまり評価されていない笑。 童謡「運動」は思惑ありきで始まったが、作曲家たちは不完全ながらも伝統の継承を試みたし、それは専門家の著者の思うような形にはならなかったものの歌謡曲に結実した。その点で新しい伝統を一概に批判はできない。2025/05/13

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