内容説明
画期的論考!
目次
序章 谷崎潤一郎の中国旅行とエキゾティシズム
第1章 風景のなかの女―「西湖の月」をめぐって
第2章 谷崎潤一郎が中国へ投射したもの―「天鵞絨の夢」を視座にして
第3章 「風流」な文学者―「蘇東坡(三幕)―或は「湖上の詩人」」論
第4章 西洋芸術と東洋芸術との統合の試み―「鮫人」における“浅草オペラ”
第5章 十年一覚揚州夢―「鶴唳」論
第6章 谷崎潤一郎と田漢について―戯曲を中心に
第7章 女と蛇―谷崎潤一郎「蛇性の婬」と田漢「白蛇伝」をめぐって
第8章 エキゾティシズムからノスタルジアへ―二度目の中国旅行をめぐって
著者等紹介
林茜茜[リンセンセン]
1985年、中国浙江省生まれ。四川外国語大学日本語学院、北京外国語大学日本学研究センター修士課程、早稲田大学大学院教育学研究科博士課程を経て、早稲田大学で博士(学術)を取得。専攻は日本近代文学、比較文学。現在、中国上海にある同済大学外国語学院に勤めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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