出版社内容情報
近年の人工心臓治療において,心臓外科医の役割は植え込み手術を問題なく実施することが主となり,在宅治療や社会復帰のための治療には,チームとして循環器内科医・看護師・臨床工学技士・理学療法士といった広範な職種がかかわることになる。補助人工心臓手術の実施や管理の認定施設が増加し,施設認定の必須条件でもある人工心臓管理技術認定士(VADコーディネーター)の有資格者も増え,補助人工心臓植え込み後の在宅治療が治療の鍵といえる。チームの各スタッフがこの“治療”にいかにかかわるか,その役割を理解し,知識とスキルを身に付けることが肝要である。
本書は現在治療にかかわるスタッフや,これから資格取得を目指す医療従事者に向けた,補助人工心臓治療チームのためのガイドブックである。
今回の改訂では,補助人工心臓治療の歴史,保険償還などの背景,国内外の最新の補助人工心臓治療情報を追加するとともに,今の日本の補助人工心臓治療をリードする認定施設チームの実際について解説した。実際に使用しているチェックシートやスライドなどを多数引用し,実践的なチーム医療が学べるようになっている
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