内容説明
目覚ましいコンピュータリゼーションによる情報革命は人間疎外に通じるのか、それとも人間と機械共生の道に通じるのか。日本を知るフランス第1級の情報処理技師が人間の脳と人工知脳とを対比させながら、混沌たる個人と社会の将来に一条の光を投げかける。
目次
まえがき 記憶と私たち。人間と情報処理
第1部 物語り歴史(見かけの新しさ;戦争直系の孫娘;超高速知能点滴器)
第2部 何が記憶か?(抽象世界から現れ出た部分;いつ記憶したか思い出して下さい;感覚の蒸溜器)
第3部 現在から未来へ(《ホモ・ノヴス》;ニュープロビデンス島;コンピュータは文化か)