出版社内容情報
『なぜ国家は衰退するのか』『劣化国家』など、現代世界を読み解くベストセラーの原点。制度論の大家による人類と経済の成長論
不穏な世界を読み解くのに欠かせない視座を提供!
・経済変化の本質は何か?
・制度はどう進化するのか?
・何が成長と衰退を分けるのか?
制度的視点から歴史を考察し、現代の世界経済秩序を読む。
アセモグル、ロビンソン、フクヤマ、ファーガソン、ロドリック・・・
知的論客たちの主張に多大な影響を与えているノース教授の制度論。
・経済変化のプロセスを見極める。
・人間の学習プロセスを注視する。
・経済変化のよりよいモデル化に貢献する。
この3点を主眼に置いて、ノーベル賞経済学者が持論を展開。
いまなお進化を続ける制度分析のフロンティアを知る一冊。
第1章 経済変化の過程の概略
第1部 経済変化の理解に関する諸問題
第2章 非エルゴード的世界における不確実性
第3章 信念体系、文化、認知科学
第4章 意識と人間の志向性
第5章 人間が構築する足場
第6章 ここまでの棚卸し
第2部 その先にあるもの
第7章 進化する人為的環境
第8章 秩序と無秩序の原因
第9章 正しい理解、誤った理解
第10章 西洋世界の勃興
第11章 ソビエト連邦の盛衰
第12章 経済成果の改善
第13章 私たちはどこへ向かうのか?
【著者紹介】
ダグラス・C・ノース
ノーベル経済学賞受賞経済学者
1920年生まれ。2015年没。ロナルド・コース、オリバー・ウィリアムソンと並ぶ新制度派の経済学者。経済史の分野に経済理論や数量分析を導入した功績により、1993年にノーベル経済学賞を受賞。経済学に絶大な影響を与えてきた。
主な著書に『西欧世界の勃興』(ミネルヴァ書房、2014年、共著)、『制度・制度変化・経済変化』(晃洋書房、1994年)、『経済史の構造と変化』(日経BP社、2013年)など。
内容説明
人類は停滞の歴史から脱け出せるのか?経済学に絶大な影響を与えた権威、ノース教授の最後の提言。主流派経済学では捉えきれなかった経済変化の過程に迫る、画期的研究!経済変化の本質を理解する。
目次
経済変化の過程の概略
第1部 経済変化の理解に関する諸問題(非エルゴード的世界における不確実性;信念体系、文化、認知科学;意識と人間の志向性;人間が構築する足場;ここまでの棚卸し)
第2部 その先にあるもの(進化する人為的環境;秩序と無秩序の原因;正しい理解、誤った理解;西洋世界の勃興;ソビエト連邦の盛衰;経済成果の改善;私たちはどこへ向かうのか?)
著者等紹介
ノース,ダグラス・C.[ノース,ダグラスC.] [North,Douglass C.]
1920年生まれ。2015年没。ロナルド・コース、オリバー・ウィリアムソンと並ぶ新制度派の経済学者。経済史の分野に経済理論や数量分析を導入した功績により、1993年にノーベル経済学賞を受賞。経済学に絶大な影響を与えてきた
瀧澤弘和[タキザワヒロカズ]
中央大学経済学部教授。1992年法政大学経済学部卒業、1997年東京大学大学院経済学研究科博士課程満期退学。東洋大学専任講師、同助教授、経済産業研究所フェロー、多摩大学准教授、中央大学准教授などを経て2010年より現職
中林真幸[ナカバヤシマサキ]
東京大学社会科学研究所教授。1993年東京大学文学部卒業。1998年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。大阪大学大学院経済学研究科准教授などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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