東京犯罪空間―明治・大正・昭和

東京犯罪空間―明治・大正・昭和

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  • サイズ B6判/ページ数 272p
  • 商品コード 9784803310481
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0036

内容説明

明治、大正、昭和と、建設と破壊の同時進行を歩んできた帝都東京。そのアンヴィバレンツを象徴するかのごとく生起した犯罪の数々。つねに崩壊の淵にたたずみ、浮遊する都会人たちは、いかにして都市の動揺をくぐりぬけてきたのか。明治以後120年の、悲しくも哀れな犯罪群は、我々現代人の、はかなくはあっても、ときとして強烈な鏡なのである。

目次

1 明治(戊辰の役後の無政府状況;明治10年代の東京の荒廃;ナショナリズムの〓揚と混乱;高等遊民の出現と貧しき人々の暮しの狭間で;最下層の庶民の窮乏化現象)
2 大正(大正デモクラシー、やるせなき東京市民の憤り;大正デカダンスの匂い)
3 昭和(国体の護持の強要と帝都の歓楽境、浅草の盛衰;「義務履行時代」の退廃;無からのなしくずしの出発;中流的幸福の破綻)

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