感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
袖崎いたる
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コンテンツが何らかの形で終わらないのはファンにとってはありがたいことだ。が、それが冗長に感じてしまう時がある。たとえば季節ネタや鉄板ネタによるプロットの金太郎飴感覚を覚えた時がそうだ。兎に角この『恋姫無双』のアンソロシリーズは、この巻だけ見る共時的な視線ではぜんぜん読めるし、恋姫キャラの話が読めて嬉しいのだが、今迄のアンソロの話を勘定にいれて見る通時的見方をすれば、どの話も既視感が強い。たったひとりでプロットを考えている『こち亀』の偉大さがよくわかる。まあ、三国時代に現代のヴァラエティを求めるのも酷だが。2015/03/21