出版社内容情報
プロレタリア文化大革命とはいったい何であったのか? 本書は貴重な文革時代に宣伝の手段として最も盛んに使われた貴重なポスター(約140点)を紹介し解説する。このポスターから浮かび上がる専門家が読み解き、文革期の中国を新たな角度で分析する。
目次
第1章 文革ポスターについて(文革期の様々なプロパガンダと『毛主席語録』;「文革ポスター」の特徴と作者たちについて ほか)
第2章 ポスター紹介(毛沢東の教えで思想統一を図る;毛沢東の教えに従い文革に決起する ほか)
第3章 論考・滞在記(文革ポスターのデザイン的源泉に関する一考察;文化大革命の宣伝に威力を発揮した記録映画 ほか)
第4章 コラム(映画『活きる』にみる「文革ポスター」;日本の高校教科書は文化大革命をどう解説しているか ほか)
第5章 シンポジウム記録(文革に対する当初の反応―中国研究所を例にして;半世紀を経て文化大革命とは何だったのか―その歴史を再考する ほか)
著者等紹介
大里浩秋[オオサトヒロアキ]
秋田県生まれ。文学修士。神奈川大学名誉教授。専門:中国近代史、日中関係史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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