内容説明
「人間めっ―!」真夜中の学校の一室―取り壊しを翌日に控えたホルマリン臭漂う理科室で、人体模型・キュンストレーキは全身に描かれたえらくひょうきんな落書きを、必死に落としていた。「キュン様、よう耐えたネェ!」と流ちょうな博多弁で相棒である骨格標本のゴスがそれを慰める。しかし、そんな労わりは怒りに震えるキュンの耳には届かない。翌日自分たちが廃棄処分されてしまうことなど忘れたかのように、復讐に燃えるキュン。そして、自分を散々いたぶってきた子供たちへの積年の恨みを晴らそうと、純真無垢な?女児三人組を夜の恐怖の学校へと誘うのだった。「そんなことしとる場合やなかとやのに―っ!」ゴスの悲しい叫びが夜の校舎に響き渡る。キュンとゴスの運命はいかに?そして、女児三人組は無事に帰ることが出来るのか!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
狡噛
5
映画は観たことなかったけど結構面白かったです。 マミムの三人が強すぎる。 もう笑いが止まらなかったです2017/01/30
ニャン吉
4
天才的な頭脳を持った人体模型や何故か博多弁を喋る骨格標本、オネェな半魚人など癖のあるお化け?達と悪ガキ3人組のドタバタ話。さらっと読める割に意外と話が纏まっていて個人的には面白かった。けど最後は〇〇〇に持っていかれた、確かに所々に伏線らしきものはあったんだけど「え~~っ?!」って感じでした2012/08/16
かじゅみぃ
3
あ、これ映画を本にしたのねー。おバカでスピード感びゅーんで、おもしろかったよ!2012/10/14
かとめくん
3
この設定とキャラクターならもう少しブラックな展開がほしかったかな。タイムマシンを出すことで展開は混乱させられたが先は見え見えになった感じもある。難しいとこだね。キュンがいい人な分、マ・ミ・ムには破壊的にがんばってほしいです。2012/09/18
オズ
2
ところどころちりばめられたギャグに久しぶりに笑ってしまいました。ホントにいい意味で腹筋崩壊小説。家でゆっくり読むのがいいかも2012/08/23
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