内容説明
「交通水準研究会」は総合交通体系分析システムにおいていかなる評価指標が必要であるか、あるいはその指標を用いていかなる分析が可能かつ望ましいかを検討するために設置された。そして、広域的な幹線交通を主な対象としてそれが地域の諸活動や地域間の結合・連携にどのような影響を与えたかという分析を試みた。また、定量的な分析手法の開発を進めるとともに、交通の現状やこれまでの経年変化に関して、基本的なデータをわかりやすく使いやすく作成する方向を目指した。本書は、「交通水準研究会」における、このような検討の成果をとりまとめたものであり、2部構成となっている。いずれも交通水準の変遷とそれが地域経済や地域社会に与えた影響を示している。
目次
第1部 交通の現状と今後(交通政策を取り巻く環境変化;国内交通の現状と推移;交通流動からみた都市圏のつながり;国際交通の現状と推移;今後の総合的な交通体系整備)
第2部 NAVINETを活用した交通水準評価