内容説明
本書は、終戦直後の昭和25年(1950)までの混乱の時代、すなわち建設工業経営研究会の草創期にあたる時期に焦点をあてたものである。
目次
1 敗戦―建設業界の対応
2 建設工業原価計算要綱の作成
3 法律第171号の施行
4 建設工業経営研究会の誕生
資料(一式請負に依る工事契約書;実費清算に依る工事契約書;請負金額限定の実費清算に依る工事契約書 ほか)
著者等紹介
益田重華[マスダシゲヨシ]
1907年(明治40年)山口県生れ。1934年日本大学工学部建築学科卒業後、大倉土木(現大成建設)へ入社。戦時中、呉海軍建築部に技師として徴用。戦後の混乱期、戦時建設団関東信越地方団、日本建設工業統制組合、日本建設工業会で技師として活躍するが、戦後大倉土木へは戻らず、1948年建設工業経営研究会創立に参画。65年から69年にわたり、『建設業経営選書』全13巻(鹿島研究所出版会発売)を編集発行する。84年専務理事を退任。この間、一貫して建築技術者として建設業界側の視点に立って発言活動し、建設業の経営、経理、技術等と広範な分野にわたって切り拓いた調査研究活動は、近代化する建設産業の発展に大きく貢献した。現在、建設工業経営研究会相談役
岩下秀男[イワシタヒデオ]
1926年(大正15年)東京生れ。1948年東京大学第二工学部建築学科卒業後、大成建設へ入社。56年退社し、57年建築コンサルタント岩下秀男研究所を設立する。62年法政大学工学部助教授、69年教授、97年法政大学を退任。現在、名誉教授。建設工業経営研究会顧問
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