アリエナクナイ科学ノ教科書〈２〉

くられ【著】/薬理凶室【協力】

ソシム（2020/01発売）

• サイズ 46判／ページ数 251p／高さ 19cm
• 商品コード 9784802612210
• NDC分類 404
• Cコード C0040

内容説明

Ｄｉｓｃｏｖｅｒｙ認定コントリビューターが贈る、フィクション愛×科学リテラシーから生まれるエンタメ系サイエンス。

目次

第１章　人類はどこに至るのか？ヒト科学最前線（機械化の機会、奇貨か危機か―アンドロイドとサイボーグ；ＤＥＡＴＨってなんなんです？―死の科学；これも略せばＳＦじゃい！―サバイバルフィクションのお作法；“終末モノ”に終わりはない―人類滅亡のロジック；心配があるから占いをしてもらうんじゃい！―霊能者の話術；人間心理の真理を追究せよ―心理トリック入門；意図的にはもはや不可能―完全犯罪不完全ガイド）
第２章　科学の今がここにある！モノサイエンス概説（後学のために覚えておくべき―光学迷彩のアレコレ；フツーの攻撃じゃツマンナイ！―特殊攻撃；貧者の核兵器はかくも恐ろしきもの―生物化学兵器入門；パラサイトにカンするパラグラフ―寄生生物初学者編；人間の想像力と創造力のたまもの―ちょいとＨな科学設定；胸にストンと落ちる？石のあれこれ―ストーンのサイエンス；不可欠度がインフレ　もはやインフラ―ネットワークのフレームワーク；ショッキングなハッキング―ハッカーの過去現在未来）
第３章　創作と現実の境界を探るフィクショナリズム大綱（はたしてそれは良い世界か？―異世界の設定；どの世界にもカラカラ地帯にヌメヌメ生物はいない！―異世界生物学；属性にゾクゾクせい！―ファンタジーの属性理論；強味と弱味は表裏一体―弱点のための論点整理；貴方が見ている世界を私は見ている状況を上から見ている？―ザ・メタ世界観）
巻末付録

著者等紹介

くられ［クラレ］
フリーライターにして不良科学者、野良マッドサイエンティスト。多士済済な怪人が集う爆笑秘密結社・薬理凶室の室長を務める。『図解アリエナイ理科ノ教科書』にて科学書に革命を起こし、通称『ア理科』シリーズは累計２０万部を突破。『アリエナクナイ科学ノ教科書』では第４９回星雲賞ノンフィクション部門を受賞、週刊少年ジャンプ連載『Ｄｒ．ＳＴＯＮＥ』の科学監修担当など（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[hnzwd]

シリーズ第二弾。サブカルを掘り下げて解説してくれてるのかな？？メタ世界観とか、、言語化してくれるのは好き。

2020/11/15

[Urmnaf]

科学監修を生業とする筆者のフィクションと科学的「正しさ」についてのエッセイ（？）。ＳＦ的技術の現実での到達状況だったり、異世界や属性の優劣などのファンタジー的設定についての考察だったり。ありがちな「科学的に正しくない!」とその設定を茶化すのではなく、フィクションの面白さを最優先に、科学っぽさwを一生懸命考える。

2021/08/15

[kou]

相変わらずの著者の知識量には感服した。寄生虫の項目は、ちょっとエグかった(汗)。

2020/04/15

[眉毛ごもら]

創作をする際にある程度の信憑性をもたらすための科学知識。という感じが多いが創作しない人でも楽しめる。ニセ科学や詐欺にも使われる心理学など生活する上でも役に立つことが多い。他にも科学捜査が発達したため不可能犯罪や密室殺人などミステリーの王道展開をするのが現実では難しいとか創作者さん大変だなぁという点も。みんな大好きチェーンソーも機械の特性上武器として使うのは実際に難しいとか。まあフィクションなんて最低限の辻褄合わせすれば面白いほうが勝ちよ！とは作者の言。巻末の悪魔の科学用語辞典が皮肉もありなかなか面白い。

2020/12/06

[ぷくらむくら]

１が面白かったので速攻ゲット。異世界学からメタ世界観の話まで楽しめました。巻末の用語辞典やイラストも素敵。ロッシュ限界の後にワークプアが来る辞書って、この本だけだろうなぁ。

2020/07/01