RE‐END―死から問うテクノロジーと社会

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RE‐END―死から問うテクノロジーと社会

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  • サイズ A5判/ページ数 348p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784802512299
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C3055

出版社内容情報

──私たちは、よりよく死ねるだろうか?

死を問うことは、近現代が築いた社会を問い直すことでもあります。これまでいくつもの未来予測が描かれてきましたが、災害やパンデミックといった不可避の混乱に陥ったとき、どれだけ技術が進化しても生物に降りかかるものが「死」であり、多様な視点で文明を根底から見直す必要性に私たちは気づいたはずです。

いまや故人のデータはネットワーク上に残り、データ上で私たちは“死ねなくなる”ともいわれています。AIが過去の偉人をコピーしたり、バーチャル空間で死者と再会したりすることも可能な時代となりました。少子高齢化に伴い、住む土地への帰属意識や共同体が変化し、墓や葬儀のシステムも見直されてきています。そんな現代で、私たちは「死」とどう対峙していくのでしょうか。自分がいつか死ぬとき、大切な人が亡くなるとき、これからの時代では何が変化し、何が遺されるのでしょうか。

本書では、気鋭のマンガ家による描き下ろしのショートマンガや絵を織り交ぜながら、民俗学や人類学、情報社会学や人工知能研究といった多様な論者と、「死」という切り口からこれからのテクノロジーと社会を読み解いていきます。個人では向き合いづらいテーマであるからこそ、皆の知見をヒントに人間観を捉え直し、死生観のアップデートを試みましょう。死と向き合うことは、いまの生をとらえ直すことにもつながります。死の定義が変わるAI時代、本書が生と死のウェルビーイングを捉え直す契機となるはずです。

特別描き下ろし
【表紙・巻頭マンガ】五十嵐大介/【絵】諸星大二郎/【マンガ】しりあがり寿/【マンガ】うめ(小沢高広・妹尾朝子)/【マンガ】ハミ山クリニカ+原作・宮本道人

寄稿
ドミニク・チェン/畑中章宏/石倉敏明/岡本亮輔/折田明子/水野祐/庄司昌彦/橋迫瑞穂/栗原聡

インタビュー
玉置妙憂/木村光希/Whatever(川村真司+富永勇亮)/小門穂/尾藤誠司

対談
しりあがり寿×畑中章宏/宇川直宏×山川道子

内容説明

AI時代、死の定義が変わる。人文×テクノロジーの視点で探る、生と死のウェルビーイング。

目次

1章 RE‐END―死と生の境界線を引き直す
2章 死の軌跡―わたしたちは死とどう対峙しているのか
3章 死後労働―AIが故人を再現する時代へ
4章 死後のアイデンティティと権利―個人データは誰のものか?
5章 意思決定―医療の現場に生じる多様な選択肢
終章 死とテクノロジーのゆくえ

著者等紹介

塚田有那[ツカダアリナ]
一般社団法人Whole Universe代表理事。編集者、キュレーター。世界のアートサイエンスを伝えるメディア「Bound Baw」編集長。2010年、サイエンスと異分野をつなぐプロジェクト「SYNAPSE」を若手研究者と共に始動。2012年より、東京エレクトロン「sola´e art gallery project」のアートキュレーターを務める。2016年より、JST/RISTEX「人と情報のエコシステム(HITE)」のメディア戦略を担当

高橋ミレイ[タカハシミレイ]
合同会社CuePoint代表。編集者、リサーチャー。エンタメ×AIに特化した最新の研究やニュースを発信するメディア「モリカトロンAIラボ」編集長。2020年よりJST/RISTEXの研究プロジェクトのひとつである「HITE‐Media」編集部に参加。2021年より東京大学次世代知能科学研究センター主催イベントの企画運営を担当。国内外のエンターテインメント産業におけるAIの開発導入例や、新技術の社会実装に伴うさまざまな課題、オンラインプラットフォームを活用した社会活動などについて取材を行う。2017年よりゲーム研究読書会を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ta_chanko

19
デジタル時代における「死」のあり方、故人情報の取り扱い方、データ資産も含めた相続のあり方、葬儀のあり方、死後労働の是非、故人の意識をコンピュータに保存することの是非…。そもそも「死」という現象の主体は故人(本人)なのか、遺された人々なのか…。コロナ禍もあり、盛大な葬式から密やかな家族葬へと急速に流れが変わってきている。墓仕舞いから樹木葬という流れも。これからむかえる少産多死の時代に、人々はどう対応していくのか。日本の分岐点。2022/01/04

かやは

9
人間がどれだけ文化を発展させても決して逃げられない「死」。しかし、それを取り巻く環境はどんどん変化していく。 現在の価値観には科学の影響が多分にある。過去の価値観異なる部分をでどう捉えていくか。 個人が合理的な判断ができるという前提を、疑っていく必要がありそうだと思った。 死後の労働も実現化しそうではあるが、それは現役世代を圧迫するのではないか。 人口が減少していく日本ではいち早く始められるのかもしれない。 生前のライフログを死後受け渡すことを前提とした配分はどうだろう。2023/10/04

エリンギ

5
本書を読んでいて、「あれ?なんのために生きてるんだっけ」と自分の現在地がわからなくなる瞬間があった。死について考えることが生について考えることでもあるからだと思う。どうやって死に向かい、どうやって死に、どうやって死後を送りたいかが明確になれば、おのずと生き方についても定まってくるのかもしれない。ウェルビーイングはウェルデッドを充実させることこそを前提にすべきだという、畑中章宏さんの意見に共鳴した。2022/02/20

コウみん

4
現代社会として『死』というのは。 技術の発達でAIの登場により死んだ人と出会う社会になった。そして、葬式で死んだ人と出会えることになり、まるでパーティーみたいになる。 2004年から2005年に真・女神転生で有名なアトラスから出た『デジタルデビルサーガ・アバタールチューナー』では死んだ人が情報になる内容があるが、この本を読むと死が情報化されるのを分かる。2021/12/29

さしみ

3
死とテクノロジーのウェルビーングな関係について、各章最先端の有識者が語ります。各章冒頭にコミックが挟み込まれ、またウェルビーングを追求する姿勢が根底にあるためか、読後感は決して暗くなく、明るさが残るものでした。知的好奇心が刺激を受ける心地良さもあり、各専門家の論説をより深く知りたいとも思いました。2022/01/10

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